ほんとうのプロとは2008/05/17 12:22

本当にその分野に精通している「プロ」は、専門分野を何か特別なことだから口を出すなといった態度をとることはなく、素人の分からないといったところに対して敏感であり、それを自分側の改善点として取り組む人のことをいうのではないか。

微分・積分覚え書き2008/01/03 02:15

パップス・ギュルダンの定理
ある平面が移動してできる図形の体積は、「平面の面積×平面の中心の移動距離」である。
たとえば、ドーナツ型をした図形の体積Vは、平面つまり円の面積Sに、円の中心の移動距離2πr をかければ求められる。
V=2πrS
これは、ドーナツを中心から放射状に細く切り分けて、それを互い違いにつなぎ合わせると、ほとんど真っすぐな円柱になることで直観的に分かる。


クロソイド曲線
高速道路のICに使われている。ドライバーがハンドルを一定の速さ(角速度)で少しずつ回していったときの車の軌道になるように設計されている。
また、ジェットコースターの軌道もクロソイド曲線で設計させている。


サイクロイド曲線
ボールが最も早く地面に届く滑り台の形状。直線上で円を滑らないようにして転がしたときに、円周上の1点が描く軌跡。特徴としては、サイクロイド曲線の長さは円の直径のちょうど4倍となり、サイクロイド曲線と円が転がった直線とで囲まれた面積はちょうどその円の3倍である。
法隆寺の五重塔などの日本の古い神社仏閣などの建築物の屋根は、サイクロイド曲線のようなカーブを描いているものが多い。これは、降った雨をできるだけ早く地面に落とすための工夫らしい。


シャノンの標本化定理(フーリエ変換)
アナログ信号をデジタル信号に変換するときの理論。「ある音がWヘルツ(1秒間にW回振動する)以上の周波数成分を含まない場合、この音を2W分の1秒ごとに分解してデジタル化すれば元の音を完全に再現できる」

脳内物質など2006/05/28 02:52

メラトニン ・・・ 暗くなると多く分泌され、眠気を引き起こす脳内物質。

コラーゲン ・・・ 豚骨に多く含まれているもので、健康によい。

アセドアルデヒド ・・・ アルコールが分解されて発生する体内毒素。脳に到達すると頭痛の原因にもなる。このアセドアルデヒドが分解されて脱水素酵素となる。

ドーパミン ・・・ やる気を起こさせる神経伝達物質。脳に対する、御褒美。シナプスから発信させられ、受容体で受け取られる。受容体にあるドーパミンスイッチをオンにすることにより快楽を脳が感じる。そのスイッチをオンにした後、ドーパミンはシナプスのドーパミントランスポーターに再び取り込まれる。麻薬等の薬物は、このトランスポーターの穴を塞いでしまうことから、発信させられたドーパミンは戻るところを失い、受容体のスイッチを何回もオンにしてしまうため、通常とは異なる異常は快楽を脳に与えることになる。しかし、受容体は寿命が短く、すぐに新しい受容体と入れ替えが発生するが、このように異常な状態でのスイッチのオンの繰り返しの場合、新しい受容体が生まれて来なくなってしまう。これにより、このようなことが繰り返し起こると、脳は快楽を感じる為には、さらなる強い刺激を求めてしまい、状況がエスカレートし、異常を来たすことになる。セロトニンによるコントロールが不能な状態になる。

プラシーボ現象 ・・・ 精神的に暗示にかかり、無意識に体調等が変化してしまう現象。この現象を良い方向にうまく利用したのをプラスプラシーボ現象と言い、その逆をマイナスプラシーボ現象と言う。

ノルアドレナリン ・・・ 脳神経連鎖のシナプス間において分泌される脳内物質。恐怖感覚や不安感情を伝達するに於いて、分泌される。

扁桃体と海馬 ・・・ 扁桃体は、生命にとって影響の有無を判断し、海馬は、記憶を司る。例えば、好き嫌いは扁桃体によるものである。もともと、苦みは人体にとって有害物質であると判断することからきている。また、不安の感情も扁桃体によって作り出されている。不安により危険から回避することができる。扁桃体に支障をきたすと、目の前に車が通っていても平気で道路を横断してしまうことになる。

多シナプス反応 ・・・ 例えば、肩がこっていると聞いた途端に、肩こりがしてしまうといった現象を引きおこすもの。意識することによって筋肉が収縮して、こり(痛み)を感じる現象。

輪郭誘導現象 ・・・ 脳の後頭部にある視覚野のうちの形態認識細胞(手細胞、顔細胞など)によって複雑な形状のものを単純な形状に変化させてそのものを認識する、脳の潜在認識能力によるのもである。例えば、人間の場合は、同種であることを素早く認識する為に、顔細胞は非常に敏感に反応する。したがって、単純な ^_^ のような記号であっても人間の顔であると認識してしまう。このことを輪郭誘導現象と呼ぶ。最近、電子メールでよく利用されているフェイスマークもこの現象をうまく利用したものである。(^_^)/~~ (^o^)

ミウラ折り ・・・  宇宙工学博士の三浦公亮(みうらこうりょう 1930~)が考案した、折り方。表面積の広いものを小さく畳める折り方であり、復元が容易である。人工衛生の太陽電池パネルを宇宙ロケットに格納する場合の為に考案された。また、この折り方にて一度折られたものは、強度が非常に強いことから、いろいろなものに応用利用されている。その身近な一例が缶ジュースの側面に付けられた山波模様である。

グルタミン酸 ・・・ 脳内物質であり、理性をコントロールするもの。これが多く分泌されているうちは、理性的に行動できる。これと反対に理性に対してマイナスに働く物質のことをギャバという。通常は、グルタミン酸とギャバが均衡をとって分泌されているが、ギャバが多く分泌されると理性を失った行動をとってしまう。時に人が「きれる」という状態のことは、この時のことである。「きれない」為には、グルタミン酸(豆)、ビタミン(野菜、牛乳)、カルシウムを均等に摂取する必要がある。

セロトニン  ・・・ 楽しい思いを司るドーパミンや、恐怖や威嚇等の感情を司るアドレナリンとノルアドレナリンをコントロールする脳内物質。

マルチプルアウト・・ いかようにも解釈できることをさして言う。例えば、予言文は、これに相当し、曖昧な書き方をして、解釈次第では、どうにでもとれる。また、占い等もこれにあたるであろう。

確証バイアス ・・・ 予言文等をみて、マルチプルアウトにより、予言があたると解釈した人達は、同一予言者による予言は、次も必ず、当たると確信してしまい、無意識の内に現状起きた出来事をそれらの予言文の内のどれかに当てはめようとして、当たる方向に解釈してしまうこと。これにより、全く間違った方向に解釈される。また、その確証バイアスによるマルチプルアウトが予言者の意図するところであり、それが狙いで、いかようにも解釈できる曖昧な文章を書くのである。実際、もし本当にその予言に自信があったのならば、明確な時と、その内容を書くはずである。マルチプルアウトを狙った単なる人間の心理遊びにしか過ぎない。ただし、予言自己成就行動を起こす連中には、注意しなければならない。予言自己成就行動とは、確証バイアスによってその予言を信じた人々がその勝手な、マルチプルアウトによってそのように行動してしまうことである。つまり、自らがその予言のようになるように故意的に行動してしまうことである。これは、予言が適中したのではなく、それを意図的に引き起こしただけに過ぎない。

アンドロステノール ・・・ 前頭葉を刺激し性的興奮を高める作用がある。将来「モテ薬」として利用されるかもしれない。

ガウスの定理 ・・・ たとえば、次の10個の連続して数の足し算を考えてみよう。  23+24+25+26+27+28+29+30+31+32 = 275  これは、先頭から5番目の数字である27の最後の5を付けた足した数と同じである。他の数字でも同様にやってみると、  32+33+34+35+36+37+38+39+40+41 = 365  となり同様のことが言えることが分かる。これはガウスの定理によって証明することができる。

リンパ球 ・・・ ノルアドレナリンが多く分泌されるとストレスを感じたり、異常な緊張感を感じることとなる。これを治めるためには、ドーパミンの分泌が必要となる。血液中のリンパ球が増えるとドーパミンが多く分泌されることにより、リンパ球の数を増やすことが必要となる。食事による方法と、気持ち、つまり、精神面による方法とがある。まず、食事による方法は、乳酸菌が豊富なヨーグルトと、マイタケを食べることが挙げられる。精神面では、自己暗示やプラス思考、または、うまく行ったときのことを思い浮かべることにより、分泌が多くなるということだ。