ビジネスチャンスへのヒント ~その後の閃き~2008/09/15 22:04

ビジネスですごいモノを生み出すには、目標は大きく、具体的に示し、実現方法は部下に任せることが重要である。
「『常識』は人間が考えたこと。それを疑って打ち破っていくのが進歩だ」と本田宗一郎は言っているように、そうしないとすごいモノは生まれないということだ。
市場調査に頼って商品開発を進めると、「ちょっといいもの」しか作れない。大衆が手にして初めて、「あっ! これが欲しかったんだ」と気付くようなどこにもないものは市場調査では決して生まれない。つまり、目の前に見えている需要を追うのではなく、「自分達が需要をつくる」ことがこれからはより強く求められている。
プロダクトアウトの時代からマーケットインの時代に移ったが、ここにきて、プロダクトアウトに逆戻りしたような感じさえ出てきているが、以前の作ったら売れるといった時代とは明らかに違う。敢えて言うならマーケットアウト・・・「ニーズをシーズによりウォンツに変える時代」と言えよう。

また、別の視点からこれからのビジネスは、トップセールスの時代とも言えよう。
トップにしかできないこと、トップだからこそできることがある。それをしないトップに率いられた会社は、どんなに現場が頑張っても成長に限りがある。トップ間で大まかな話をつけ、具体的にはすべて社員にやらせるといった時代は終わった。昔はそれでうまくいっていた。今は、トップしかできない決断や交渉が多くなってきている。時代の流れの速さの影響だろうか。トップ自らが交渉の準備もすべき時代となってきている。

お金を稼ぐことばかりを考えている人間には、世界を変えるものは決してつくれない。今の時代を反映している言葉である。

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